性別・出自について、人によっては
         不愉快に思われるかもしれない表現があります。
         この物語の舞台設定は近世以前です。
         いわば、人権の思想が確立する以前の時代です。
         それを念頭にお楽しみください。

 大公と、不本意ながらそれに臣従する大族長のいる草原の国(架空)が舞台。

 生まれ落ちた直後に謎めいた予言を下され、その上に因縁深い名を与えられた大族長が、幼馴染みの大公の娘にやがて恋心を抱くようになる。

 しかし、矯められた成育歴のためか、持って生まれた性格のせいか、どうしてもうまくいかない。

 初恋の行方と、予言と因縁の名前の終着点とはどこなのか?

   ※ 改訂中 ※